続我道行

一昨日辺りの話
富沢です。

母親が手術をする事になった。
卵巣がソフトボール位に肥大化しているらしく、それを摘出するとの事。

癌じゃないか？

真っ先に頭を過った。
だのに本人ときたら「そんなに大きくなってるなら、摘出したら結構ウエスト細くなるんじゃない？」とか言って笑っている。

命に関わるかも知れないのに何故そう笑っていられるのだろうか。

息子の自分が不安で目の前が真っ暗になっているのに、何故本人は平然としているのだろうか。

いや、もしかしたら物凄く不安なのかもしれない。
ただ家族を不安にさせないよう気を使ってそう努めているのかもしれない。

たとえどうであっても母親は凄い人間だと思った。

泣くしか出来なかった自分を慰めてもくれた。



少し話は戻るが、母親がその話を打ち明ける前、母親は「今度二三日家空けるから」と言った。
自分は特に理由も聞かずにマビしながら流していた。

その後、洗面所にいたら父親に少し怒られ話を聞かされた。
「お母は話したくて話したくてしょうがないんだぞ。」とも言われた。
そして何食わぬ顔で母親に「そいや何で家空けるの」と聞いた。理由は既に分かっているのにだ。

故に辛かった。

泣いてしまった。

最低過ぎると。



お陰で最近訳が分からない状態が続いている。
そのくらい自分を責めた。

そして決めた。絶対に親に心配はかけまいと。
自分の将来も生活もきっちりこなす。
そして母親を支えてあげたい。

その為なら何かを犠牲にしても構わない。

今後のサークル活動も、ネトゲも、自分のお金も、何でも捨ててやる。



とりあえずサークルの活動も自粛すると皆に伝えた。
バイトも頑張って必要なものは自分で賄っている。
ネトゲもある程度区切りがついた。

後は家事と就活を頑張るしかない。
頑張れる環境は整えた。
頑張るしかない。





…書いてる内に一昨日じゃなくなってしまった。
まぁいいや。